2010年 11月 02日
H22年11月度「大人の林間学校」
(8:40~15:50) …孝子小学校&孝子の森
…参加者 28名(男性5名 女性23名)…10市2町
(奈良市 1名 大阪市 3名 豊中市 1名 枚方市 1名 堺市 2名
岸和田市 2名 羽曳野市 1名 泉佐野市 1名 泉南市 3名 阪南市 5名
熊取町 2名 岬町 7名)
サポーター 8名
講師 3名
8:40~9:00 孝子小学校の講堂で会場準備
9:00 受付
(孝子小学校講堂)
9:40 朝礼…渡邊校長
『「大人の林間学校」は38回目である
今年の秋は短い
NHKのニュース放映で反響も大きかった
日本全国から問合せもあり
金沢からわざわざ来られた方もあった
大阪府庁からも何かと声がかかる
孝子小学校の歴史 創立137年 築102年の校舎
昭和16年に増築された講堂→平成17年に休校となる
最初は教室をきれいに整備し机や椅子を
町内の学校から不要品を集めた苦労もある
孝子地区の少子高齢化 180世帯 小学生 5世帯 8人
駐在さんの2人の子どもを含んでいる
本日のスケジュールの説明』
9:48 ラジオ体操…生徒の河田治男氏の指導で開始
9:52 教室へ移動
9:55 渡邊校長…「出席をとります」
…シニア小学生からは元気一杯の返事が返る
文字の間違いや読み方の訂正もちゃんとする
メタセコイアの種を全員にくばり
「笑う顔」「怒り顔」の見方の説明をする
10:00 1時間目「NIPPONの神と仏のQ & A」…教室
講師 徐仁義(中華厨房「仁べ」店主
…日本の宗教は神仏混交であり
全ての宗教を受け入れている
国民全般に広まっているのは仏教であるが
お経の意味が分からずつまらない→音楽として聞いている
他の宗教は経典は唯一だが仏教は84000巻もある
…仏の世界は階級社会である
No.1 如来…悟りを開いた人→釈迦如来 阿弥陀如来 薬師如来 大日如来
No.2 菩薩…悟りを開く修行中→弥勒菩薩 観音=観世音 地蔵菩薩
No.3 明王…衆生を調伏→五大明王 不動明王
No.4 天… ガードマン→四天王 大黒 弁財 阿修羅 十二神将
No.5 僧… 最高位(大師…謚名) 大僧正 僧都 律師
出家者(一人前)…比丘(男) 比丘尼(女)
(半人前)…沙弥(男) 式叉摩耶 沙弥尼(女)
在家信者…優婆塞(男) 優婆夷(女)
戒名…授戒儀礼を受けた人のみに与えられる
戒律→男僧 250戒 尼 348戒
院…天皇の退位後の住居の尊称
居士…出家せず修行する仏弟子
「戒律の軽視が日本仏教の特徴」
…真言・経・三蔵等々の詳しい説明
現在の御神籤の成り立ちの説明
「知っているようで知らない話ばかりで感心して聞きいっていた」
10:50 講堂へ移動 休憩
11:00 2時間目…「口笛による音楽会」
…講師 エムズ
「プロフィール 壺井まさよ 西中まりこ=MMコンビ=エムズ
MIND・MUSIC・MEMORY・MISAKIのMも含む
『口笛は手軽で身軽な楽器である 口笛は音楽である』
今年度の東京口笛フェスティバルの審査員特別賞受賞」
進行係&歌の解説者…木藤さん
①モッキンバード・ヒル ②上を向いて歩こう ③亜麻色の髪の乙女
④夢の中の森(課題曲) ⑤雨に濡れても(自由曲)
ハーモニー ⑥花 ⑦里の秋 ⑧千の風になって
みんなで口笛吹こう~歌おうコーナー
レッスン1 腹式呼吸…毎日数分の練習が必要
レッスン2 吹けない人 ピーが出る人 吹ける人
下の歯裏に舌先をつける→息を吹き出す
ピーを50回以上 7拍ピー ドレミ~
講師が座席を回りながら指導
全員で口笛と歌の合奏
⑨かえるのうた ⑩ドレミの歌 ⑪赤とんぼ
「口笛の音楽教室はスッタフを含め初めてであり
全員が期待していた
講師の高音のきれいな音に聴き惚れ 全員拍手喝采であった
口笛の吹き方の講習で子ども時代を思い出し
うれしそうに口笛している顔 顔があった」
11:52 休憩…ピアノや椅子の片づけを生徒が手伝ってくれた
躾けの良い生徒ばかりで先生達は大助かり
12:04 山道移動
孝子駅から1kmのところに 孝子の森はある
秋の風情一杯の中孝子地区を歩き
伊豆賀川沿いに徐々に登って行く
徐先生の周りに集まっていると歩く植物教室である
クサギ ヨメナ メナモミ ムカゴ ヤマシロギク リューノーギク
ブドウは中国語 日本語はエビ等々を教えてもらう
途中アケビの皮が各所に落ちており
「おいしいのに 惜しいことしたなぁー」の声もあった
12:28 「孝子の森」 …「バンブーハウス」で昼食
くにべの弁当と丸山料理長が山で炊いてくれた味噌汁付きだ
山で採集した木耳と丸山農園の野菜
生徒の田中さん持参のワカメ入りである
13:00 スタッフ紹介…司会 渡邊校長…各自自己紹介
13:07 「孝子の森」尾根散策
…案内 岡田(みさき里山クラブ代表) 渡邊校長 徐先生
(途中樹木や植物・景色の説明を聞きながら森林浴を十分に楽しむ
展望台では天候の割りには靄で見通しが悪かった
新しく出来た周回路の階段を降りて楽しむ人もいた
尾根筋を散策し リョーブ林を通って 下山してきた
冒険ルートを降りる元気な人もいた)
「ノウサギの子ども捕獲」
降りてきた谷筋で河田さんがノウサギの糞を観察している時
その側にノウサギの子どもがおり手で簡単に捕獲した
全員で『かわいい!』と言いながら観察した後逃がしてあげた
今まで親ウサギを観察したことはあるが
子ウサギは初めてであり つぶらな目がかわいい
13:57 「工作教室」…蔓編み…徐講師
最初は全員に基本的な編み方を詳しく教える
その後各所でそれぞれ編んでいる生徒の間を
徐講師初めスタッフ全員が個別指導に回っている
つる編みははじめての人が多いが
その割りにはコツをつかむのが早く
1時間足らずで全員が自作を完成させていた
出来上がった作品を見せ合っての
お互いに相手の作品を褒め合っている姿はほほえましい
14:50 コーヒータイム&ヤキイモ
たき火で丸山副代表が50分焼いてくれたヤキイモ
焼き立ての熱いイモをほおばりながら「おいしい!おいしい!」と
15:10 下山開始
15:20 清水農産物直販店
イチジク 柿 搗きたてのオモチ コイモ ニラ 青ネギ タマネギ
山菜ご飯 ホウレンソウ エビイモ等々
果物 オモチ 青物は直ぐに売れてしまった
15:30~ 孝子駅で解散
「教室は昔の教室なので定員が24名であるが
渡邊校長の努力で31名入ってもらった
詰め込み教室で小さい机に座り窮屈そうであるが
生徒達はそれなりに楽しんでいたように見える
徐講師の話は内容はむつかいしい事ばかりであるが
ユーモアたっぷりの説明で常に笑い声が聞こえていた
音楽教室では手軽な口笛で音楽をと気軽に考えていたが
案外に口笛も難しく音程をハッキリさせるには
相当の訓練がいることなども分かったが
口笛の楽しさを思い出した人も多かったようだ
尾根散策も好奇心旺盛な人が多いらしく
先頭 中間 後尾と長くなっており
周回路見学や冒険ルート挑戦やと楽しんでいたようだ
ノウサギの子どもはハプニングで
我々も初めてであり 孝子の森に完全に自然があるのだと
自慢できるだけに うれしくなった
つる編み教室でこれだけ熱中してくれて
喜んでもらえるとは思わなかった
材料だけがあり
一から自分で作る楽しさとむつかしさが魅力かもしれない
新たな企画に大いに喜んでもらえたようで
スッタフ一同も安心し うれしくなった」
「H22・11月度大人の林間学校」活動記録作成