2007年 03月 03日
第9回「高齢者林間学校研修会」
(10:00~12:00)「せんなん里海公園無料休憩室」…参加者 14名
「里海で森を育てる話」
…うみべの森を育てる会[西台幸子代表]
(パワポント製作&操作 河原副代表)
(サポート会員 計7名)
1.うみべの森って
「うみべの森」…せんなん里海公園内の
海洋センターから田山川までの細長い樹林帯
50年前 30年前の海岸の紹介とその後の大幅な変化
10年前に埋立地に大阪府立公園が開設された
2002年に「うみべの森を育てる会」が発足
市民の憩いの場として 自然保護や環境学習の場として
里山に近い風情を残したいと願いつつ
試行錯誤しながら 森を育て 維持 管理してきた
2.森の案内
過酷な草との競争の草刈り作業
しかし 根笹を刈り込むことにより
ササユリが毎年増える喜び
海岸林中心の森を
実生から苗を育て 森に戻している
ビオトープを作り 水の確保に知恵を出し合い
森のアイドル陸ガニの穴からの漏水を
楽しみながら補修し
トンボ 蛙 亀 メダカ等の水辺の生物の
環境維持の努力をしています
春と秋には小学生の学習サポートが集中し
子供たちと一緒になって観察したり遊んだりしています
夏にはカニの放仔とウミホタルの観察会で
生命の誕生や 海の神秘に感動しています
森があり 池があり 海がある
この環境を大事にしていきたいと思っています
3.これからのこと
各種イベントを企画し
ノコギリを使ったり
ペンキで原木に絵を描いたり
公園の行事には「とんど」や焼き芋で参加したり
森へ来てくれた人たちとの交流を大切にしています
問題も次々と発生しますが
会員の知恵 工夫 労力 技術等で
乗り越えてきました
これは私たちの財産です
森の立場に立って考え
うみべの森は私たちを育ててくれています
海 森 山の三拍子揃った環境を
これ以上壊されることなく守っていきたい
4.ビデオ上映…説明 森(生物リーダー)
①うみべの森の「カニ放仔観察会」
②NHK放送ビデオ「カニ放仔」
5.質疑応答
地元の人の話
「埋め立て前は この海岸には カニも魚もタコも 沢山いた
子供の恰好の遊び場であった」
6.うみべの森散策
新山→ふかふか小径→カブちゃんベッド→椿の森
一部の参加者…原木ヒナ人形作りに挑戦
「うみべの森を育てる会会員の竹細工…かぐや姫」
[議事録作成]